2009年11月10日火曜日

家は工事中、で、家主は・・・?

ふるま家はご覧の通り大がかりな改修工事中、でその間家主は何しているの?という皆さまからたくさんお寄せいただく疑問(なーんて、特にないけれど)にお応えすべく、最近の活動をご報告!

家の工事を工務店さんにお任せしているからといって家主は暇にしているわけでは決してありません。ボランティア派遣によるアフリカ行きを暫く先まで延期することを決めてからは、ふるま家起業に向けて東奔西走する毎日。その一つが同業他社の視察です。

そのうちの一つ、綾部吉水さ んはふるま家から車で約45分、綾部温泉近くにある茅葺古民家が舞台の旅館です。女将さんは、すでに銀座や京都円山公園で旅館を経営されている方なのですが、都会の人たちに豊かな自然と古民家のもつ安らぎ味わってもらい、また色々と知恵の詰まった田舎暮らしを経験してもらえたらと1年前からここでの経営も 始められました。



女性旅館経営者、しかも同地区で田舎ぐらし体験型旅館をされてられる先輩の話をお聞きできたらと先日2時間ほどお邪魔してきました。



10人ぐらいが余裕を持って座れる大きな囲炉裏のある部屋では、鉄鍋で炒った柿の葉で作ったお茶や家の前で採れた沢カニの素あげの温かいおもてなしを受け、時の経つのを忘れて話に聞き入りました。起業に向けて動き出してから数週間、本当に自分でやっていけるのか何かと不安を感じなくはないですが、こうして地に足をつけて実践されてられる方の話を聞くとそんな心配も払拭されます。

こうした視察のほか、ふるま家での主な仕事はこんな感じ。




これは家の基礎部分だった土の山から大きな岩を取り除き、花壇用に均しているところ。毎日体中泥だらけ、おしゃれもへったくれもない、しかもお金も稼げな い。何を苦労してまでこんなこと・・・と思われる方もいるかもしれませんが、土に触れるってやっぱり気持ちがいい! 汗をかいた後のお風呂は最高だし、なんといってもご飯(しかもそれが自分の土地で採れたものとなれば)の美味しさは格別です。憧れていた土に触れる生活に一歩近づけたことで得られる充実感は何事にも変えがたく、こうして好きなことをさせてもらえている自分の境遇にただただ感謝する毎日です。

あと嬉しいことに、農作業という肉体労働を毎日していれば、ヨー ロッパでたっぷり蓄えた腹回りもなんとなくすっきりとしてきたような気が・・・かつての都会生活ではわざわざ金を払ってまでジム通いしていた時代が今更ながら贅沢に思われます。

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