2012年9月4日火曜日

京都新聞

約2ヶ月ぶりの更新です。

この夏はおかげさまで忙しい毎日が続き、お客様、ウーファー、同僚関係、知人友人と本当にたくさんの人にふるま家にお越しいただきました。ブログで紹介したいことは色々あるので、これからぼちぼち更新していきます。

まずは、8月17日付の京都新聞丹後中丹版に掲載いただいた記事から。ご近所の83歳のおばあちゃんが「さやかさんは上川合の誇り。この記事は私の宝物や。」といってくださったのが何よりも嬉しいお言葉です。

2012年7月11日水曜日

地域活性、勝手に勉強会@ふるま家

ふるま家では、WWOOFと呼ばれるネットワークを利用し、先月25日から2週間ほどの間、アメリカ人カップルが滞在して農作業や家周りの仕事を色々と手伝ってくれました。半ば30歳の若い二人ですが、非常に熱心に家の手伝いをしてくれて、おかげさまでジャングル農園は畑らしくなり、また混沌状態だった工房もすっきり整理・・・本当に素晴らしい働きぶりでした。

二人にとってふるま家最後の夜である昨晩は、家主が自主的に主宰してる「地域活性、勝手に勉強会@ふるま家」第二回目を企画し、日本の田舎、里山の暮らしについての感想を直接地元の皆さんに語ってもらうことに・・・。



今回は地元の農家の方々や市役所関係、移住者など様々な立場の方が総勢19名集り、2人のwwoofer達(アメリカ、ハワイ出身)が、自然と共存した日本の里山の暮らし、生き方の知恵・知識、また伝統的に引き継がれてきた文化(発酵色、保存食、工芸品等)がいかに素晴らしく、また外国人からみて非常に魅力あふれるものかを語りました。また国籍もアメリカ、フィリピンなど国際色豊かな会合となって楽しく歓談することができました。

この夜の議論の成果としては、「地域活性化に関しては、まずは地元住民の間で『この地域全体をどのように発展させたいのか』という青写真を作る必要がある」ということ。今後も定期的にこのような場を設けていかなければならないということで合意しました。

ちなみに、件のウーファー二人は共にアーティストでもあり、来客があるときは野花をとても素敵にアレンジしてくれてたり、またお料理上手のTさんとはお互い料理を教え合ったりして、家主にとっても楽しい文化交流となりました。今日から寂しくなるけれど、また来週からは次々と新しいウーファーが世界各国から訪ねてくれる予定です。また次会える日まで!

2012年7月5日木曜日

メディア関係

どういうわけか、最近メディアでの露出度が高くなっています。今度はKDDIさんが新しく立ち上げたポータルサイト(2012.7.5公開)で取り上げてくださいました。(家主の顔写真をクリックするか、「大海原へ漕ぎ出す一寸法師」というセクションからお入りください。)

「女性は結婚して子供を産むの幸せ。。。」なーんて、今でこそ保守的日本でもあまり聞かなくなり多様な生き方が認められる世の中になってきているように思いますが(ん?そんなことはない?もしかしたら、私が単に都合の良い事しか耳に入ってこない鈍感な人間なのかもしれませんねー)、全く枠に収まらずにやりたい放題の家主のような人間もいることがちょっとでも良い刺激になれば嬉しい限りです。

2012年7月3日火曜日

友人のブログ紹介します

先週末、福井に住む友人が訪ねてきてくれました。 横浜出身の彼女は、私と同じように自然に近い暮らしがしたいと、現在は福井県勝山市に住み、自然農業を実践しています。私なんかより、よっぽど農業や食のことをしっかりと基礎から勉強している素敵な女性です。 そんな彼女がふるま家を訪れたことについてブログを書いてくれました。人生に求めるものや価値を見いだすものに通じるところを感じていたのでこれまでも楽しく読んでいるのですが、文章力に長けた彼女のブログは心の琴線に響き、また考えさせられることが多いです。 皆さんもぜひ一度サイトを訪問してみてください。 ブログ「福の井戸から汲み上げる

TANGO へ GO!!


梅雨の中休みで青空が気持ちよく晴れ渡った昨日、思い立って丹後半島一周ドライブに行ってきました。 同行したのは1週間前からWWOOFERとしてふるま家に滞在し、畑や家の仕事を手伝ってくれているアメリカ・ハワイ州マウイ島から来てるTさん、J君カップル。(共に30歳。二人の素晴らしい働きぶり等についてはまた後日紹介します。)

知床半島を思い起こさせる切り立った崖、海に面した千枚田、等々・・・。これまで天橋立までは何度も足を運んでいましたが、今回ようやく念願の丹後半島巡りがかないました。その景勝に触れ、京都北部への愛着がさらに増すとともに、この素敵な地域全体が単なる経済的、物質的な発展だけでなく、持続可能な形で活性化していけるように自分としても何か貢献したいという思いを新たにするのでした。

Picasa写真アルバムはこちら

2012年6月23日土曜日

「いなか暮らしの本」8月号


いなか暮らしはのんびりしたスローライフ・・・なんてのは田舎で暮らしたことのない都会人の勝手な思い込みでしょう。(私もかつてはそう想像してました。)一旦、畑や田んぼの時期が始まると耕作、草刈り、収穫と毎日やる事盛りだくさんで一日が本当にあっという間にすぎていきます。

ふるま家もGWからの開業以来、地元の方はじめ全国各地から色んな方にお越しいただいており、おかげさまで順調なスタートをきる事ができました。そんなわけで農作業、宿営業、所属しているNGO団体の事務方の仕事などここ2ヶ月ほどバタバタ落ち着かずにいたためにブログの更新が途絶えてしまいましたが、ここでちょっとまたお知らせを。

来月3日発売の宝島社発行の「いなか暮らしの本」にふるま家と家主が取り上げられることになりました。見開き2ページほどです。記事中、ライターさんが書かれた「元国際派キャリアウーマン」という表現はちょっと面映いものを感じますが、プロのカメラマンが撮られたふるま家の写真がこれまた素晴らしい。お時間のある方いらっしゃいましたらぜひ店頭でご一読ください!

2012年5月26日土曜日

Guests at Furumaya House (ふるま家のお客様)

Furumaya House is a resthouse not only for human beings....

1. Some unpaid guests taking a nap at the entrance... or more or less, they are THE residents???


2. Newly arrived guests or family members at Furumaya, waiting to be fed.....oh so kawaiiiiiii!!!!!


2012年5月23日水曜日

インタビュー記事:定住者の声

京都北部地域にもっと定住者を呼込むのに少しでもお手伝いできればということでインタビューに応じました。

Hope this interview article will be of a little help to bring in more people in Tamba region!

http://www.pref.kyoto.jp/chutan/kichou/1335512180084.html

山の幸に囲まれて

田植えの翌日、綾部の友人の友達家族に連れられて筍掘りにいってきました。

この季節、山には筍だけでなく、せり、葉わさび、三つ葉など山の幸がいっぱい!山菜に関する知識がまだ乏しいので自分で採取はできませんが、今回は山菜に詳しい友人のお母様に教えてもらいながら安心して沢山収穫してきました。

収穫した山の幸:筍、破竹、山フキ、葉わさび、三つ葉、せり


これら山菜類は、ふるま家厨房において「三つ葉の卵とじ」「アスパラ(ふるま家産!)と筍のバター醤油炒め」「せりご飯」「葉わさびの甘酢漬け」に華麗に変身しました。こうしてみるとこの日の夕飯の食料自給率は、卵・醤油・バターを除くと100%。我ながら素晴らしい!!
 

2012年5月21日月曜日

田植えイベント完了!

 この週末は恒例の田植えイベント。五月晴れに恵まれ、10名ほどで11アールの田んぼを約2時間半かけて手植えしました。

1. まずは腹ごしらえから。。。
 
三和産の揚げでつくった自家製稲荷寿司
ランチ用の野菜を収穫。。。

 2. 紫外線対策万全にして、いざ出陣!
うーん、この集団、端から見たらかなり怪しい・・・


3. みんな頑張れー
 

 

4. 作業後、新しくできたウッドデッキで打ち上げパーティー!なんといってもこれが一番楽しいのだ。
カンパーイ!お疲れさまでした!
ご近所のおじちゃん達も巻き込んで飲み会は続く。。。
あー、よく飲んで笑った一日でした。(完)

2012年5月11日金曜日

念願のウッドデッキ

ふるま家に越して以来ずっと夢見ていながら中々着手できずにいたウッドデッキですが、先日から家守ひげジイがせっせと基礎工事に励んでくれ、また本日足場板がやってきていよいよ完成間近となりました。写真は、基礎の上に板を並べただけだけのもので固定もしてませんが、完成型が見えてきただけで素直に嬉しい!ということで今日はビールでお祝い。いつもお世話になっている近所のおじちゃん、おばちゃんもお招きして早速「ふるま家ビアパーティ」となりました。

朝はコーヒー、昼はビール、夜はビールとBBQ。これからの季節、大好きな上川合の谷を眺めながらの食事や読書が楽しみです。


 デッキは風呂場の外まで続きます。。。

家主が一目惚れした谷の風景

 BBQコーナー(家主製)

2012年5月7日月曜日

GW is over!

ゴールデンウィークも終わり、今日から仕事に戻られている方も多いと思います。
民宿業やってる身にとってゴールデンウィークは繁忙期。おかげさまで多くの友が大阪、名古屋、徳島などから泊まりに来てくれたり、また今回初めて「ホームページをみて予約」してくださったお客様をお迎えすることができました。

今週末は東京出張、来週からはまたご予約いただいてますが、今週前半は掃除と畑の世話、その他諸々の雑用に専念できそうです。

昨日は午前中は雨模様だったのが午後には綺麗に晴れあがり、一人のんびりとワインを飲みながら休耕田のレンゲを楽しむことができました。うーん、幸せ・・・。



2012年4月27日金曜日

春の味覚

今、ふるま家の厨房は春の味覚、真っ盛り!調理方法を色々思案中です。

1.父の実家、愛知県南知多半島のアサリ
(関東在住中にもスーパーでアサリ売ってましたが三河湾のアサリに勝るものなし!)


2.家主の実家、京田辺市・八幡のタケノコ。やらかくて美味しいんです。
(お客様にお出し出来るよう真空パックしてます)


3.ふるま家の裏山で採れたワラビ(近所のおばちゃんからの差し入れ)



で、これらの食材が次のように変身・・・!

1.タケノコとワラビの卵とじ


2.アサリとホウレン草のリングイネ(クリームソース)


3.チキンとタケノコのフレンチマスタードクリーム煮


5.(おまけ)ふるま家自家製、丹波黒豆入り抹茶ジェラート



うーん、これだから春は本当に楽しい〜!!

2012年4月19日木曜日

満開の桜

3週間ほどの仏滞在を終えて昨日無事帰国しました。
家主の帰宅を迎えてくれたのは、真っ盛りの桜、菜の花、プラムの花々たち!

  
  

福知山に越してきて3年、毎年なんだかんだで地元の春を見逃していた(2010:マラウィ、2011:東北)私も今年になってやっと花見をする事ができました。地球の裏側にいても、「今頃集落はどんなかな」と気になっていただけに間に合って感激一塩。上川合の谷は、今や自分にとって立派な心の古郷です。


2012年4月9日月曜日

4月20日開業します

Bonjour! 現在、6日間の短期研修に参加するためフランス・ボルドーに来ています。
春先で野菜の種まきなどが忙しい時期でもありますが、宿の方は準備は整ったこともり、家守ひげじいに我侭を聞いてもらい、ちょっと留守させてもらうことにしました。

今のところ5月20日を正式な開業日とし、ゴールデンウィーク中も営業予定です。これからは桜、桜の後は青葉の美しい時期が始まりますので、ぜひ遊びにお越しください。(仏で仕入れる食材で色々とメニューも考案中です。)楽しみにしています!

ふるま家

2012年3月22日木曜日

エッセイ記事

出版社に勤める友人からの依頼を受けて昨年の東北大震災とMSFミッションでの経験についてのエッセイを書き、「現代と保育」(ひとなる書房)3月号に載せていただくことになりました。



一通の手紙


もう一ヶ月以上前の話になりますが、両丹日日新聞に記事が掲載されてから暫くして読者の方から一通の手紙が届きました。80歳になるという福知山市内在住の女性からのもので、それはそれは達筆な、しっかりした字で書かれた手紙でした。

電子メールが主流の時代、これほど丁寧にかかれた手紙と多くの励ましのお言葉をいただいたことに自分がどれだけ感動したかは言うまでもないですが、2日ほど前ふるま家にお越しいただくことになり、ようやく直接お目にかかってお礼をいうことができました。この女性は俳人として創設50年以上になる句会を主宰され日本俳句協会賞を受賞されるなどの実績の持ち主で、私は自分の教養レベルの低さにただ恥じ入るばかりでしたがそんなことは微塵も感じさせることのないとても人当たりのいい御婦人です。これからも色々と教えていただきながら長くお付き合いさせていただける、そんな予感がしています。

新聞記事のことがなければ恐らく出会うことはなかったであろうこの縁、人との出会いはやっぱり大切にしていきたいな・・・そう改めて感じさせる出会いでした。

俳句なぞ、今までそれこそ全く縁がなかった世界だけど、ちょっと勉強してみようかな・・・


2012年3月20日火曜日

田舎に暮らすということについて

なぜ自分は便利で何でも手に入り、刺激の多い都会生活を捨てて縁もゆかりもない片田舎に住むことにしたのか(といいつつも、本人としてはふるま家とは運命的な縁を感じているわけですが・・・)。そこには一言ではまとめることのできない色んな動機や理由があるのですが、そんな自分の思いやこれから目指すことについてうまく表現してくれたサイトに先日出会いました。ブログ管理者は、ジャーナリストとして世界を飛び回った後、現在は鹿児島の故郷に戻って地域活性に向けて活動されている方で、「日本地域再生研究所」(http://www.genki-inaka.info) というものも主宰されている方です(今はまだ私もメールで何度かやりとりさせていただいているだけですが)。下記にあるように、「日本の田舎がもつ大きな価値」については、自分自身もいままで訪ねてくれた数々の国内外の友人の反応からみても強く確信しています。その価値をこれからどう活かしていくべきか、今具体案をあれこれ思案中です。

以下、ブログのトップページの紹介文を転載いたします。

****以下、転載******************

若者が去り、高齢化の進む日本の田舎は限りなく美しく、そして切ないほどに哀しく、あたかも自然死を迎えつつあるかのよう――しかし、健康と癒しが世界的テーマとなっている今という時代、日本の田舎は世界にとって大きな価値を持つ地域となる可能性を秘めているのです。


地元の人たちに聞くと、その多くから「田舎には何もない。田舎は遅れている」という答えが返ってきます。しかし、それは前の時代の価値観で見た場合のことであって、今少しずつ現れようとしている「次の時代の価値観」から見れば、その田舎こそが「進んだ生き方を実践できるところ」になるのではないでしょうか。では、その新しい価値観とは何か?それは、自然とのつながりを回復し、自然からの恩恵を享受しながら、心身のバランスをうまくとり、なおかつ進んだ情報技術を駆使して世界とつながった生き方をするということです。もちろん、田舎には依然としてさまざまな問題があり、だれもがそこで快適な暮らしができる環境には、まだなっていません。それに、だれもがそうした生き方を望むわけではないでしょう。しかし、これまでの生き方(そして社会のあり方)に疑問を持ち、新しい生き方・あり方を模索している一部の人たち――特に一部の頭脳労働者――には、その気になりさえすれば、一足先にそうした新しい生き方を実践できる時代がすでに訪れています。


2012年3月18日日曜日

「かきくけこ」の人生



今日、ご近所さんの皆さんと一緒に集会所の草むしりをしている時に80歳のおばあさんがいいました。「さやかさん、わたしは【かきくけこ】の人生をいきたいんや。「か」は、感動、「き」は気力、「く」はくつろぎ、「け」は決断、「こ」は好奇心。」 この村には「やりたいこと沢山あるのに、あと100歳まで15年しかないわ!」といつも笑顔が絶えない85歳の長老もいらっしゃいます。


横浜の都会生活を離れ、30世帯あまりの過疎集落に越して来てはや3年。ここでも高齢化が進んでいるという点においてはご多分に漏れませんが、こういう元気な方がいらっしゃるこの村を私はますます好きになります。自分もこんな風に年を重ねていきたいものだな・・・

ちなみに“こ”は恋でも良いそうで。好奇心にしても恋にしても、いつまでも「かきくけこ」の人生を歩み続けたいものですネ。

ふるま家からの谷の眺め(3月上旬) Photo by V.L.

2012年1月25日水曜日

地元ラジオでインタビューが放送されます

手前味噌で恐縮ですが、今週金曜日の夜6時10分頃から地元のFMラジオでインタビューが放送されます。ふるま家事業への思いなどについて話します。ネットでもライブ放送されるみたいなので、お暇な方は、よろしければ・・・。 http://tunein.com/station/?StationId=88623

2012年1月23日月曜日

日本語ホームページ開設!

先に英語版からスタートしていたふるま家ホームページですが、ようやく日本語版を開設できました。

http://www.furumayahouse.jp

[日本語トップ]からお入りください。

今晩からふるま家近辺も雪模様です。2月は寒さが一番厳しいし、ミッションが入らなければ数週間ほど海外脱出に行こうかな・・・。

2012年1月17日火曜日

ふるま家記事第2号

NPO機関誌につづき、先週金曜日(しかも13日!)の地方紙にふるま家記事が掲載されました。一面トップで取り上げられるとは予想だにしてなかったのでちょっとびっくり。(ちょっと冬服で着太りしてるのが気になるけれど。。。いや、本当に太ったか?!)


それにしてもメディアの影響力は大きいですね、すでに記事を読んで見学に来られたり、今度は地元FM放送からの取材申込があったり。枠に全く収まってない自分の生き方を知っていただいてそれが少しでも誰かの励みになるようであれば本望ですが。ふるま家は農家民宿業だけには決して終わることはないので、今後に乞うご期待!