2009年10月15日木曜日

新ブログ、開設のご挨拶

日本の田舎で貨幣経済から少しでも独立した自給自足に近い暮らしをしたいというかねてからの夢を実現させる一歩として、今年4月、京都府福知山市三和町上川合に茅葺屋根の古民家(通称「ふるま家*」)を購入しました。150年以上の時と歴史を刻み、数々の悲喜交々、人間模様を見守ってきたであろう古民家は、悠久の時の流れを感じさせる、何を思わずともふと手を合わせたくなるようなそんな雰囲気に満ち溢れています。

素朴で美しい京の里山と、そんな心落ち着かせる空間を世界中の人に紹介し、共に時間を共有したいという思いから、来年から農家民宿を開業する決意に至りました。(開業目標日は未定)

日本では住宅の寿命というと長くて30~40年、とかく新しいものが好まれる傾向にあるように思いますが、一方で古い民家を再生して活用していく動きは静かなブームになっているようですね。私が今回購入した古民家も、修復して次の世代に引き継いでゆくべき大切な文化財でもあり、再生の過程を記録として残していくことはそれなりに意義のあることかと思います。そういうわけで、このブログでは古民家再生の様子と農家民宿開業に至るまでの、これから直面していくであろう紆余曲折を写真付きで記録として(田舎暮らしを始めていく中での雑感、由無し事なども合わせて)綴っていこうと思います。

宜しくお願い致します。

(*「ふるま家」という“家”号は、1年半前、世界旅行中に滞在したネパールで現地の人からもらったネパール名前が由来です。)

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