2009年10月17日土曜日

新米を、いただく


36年の人生において初めて、自分の田圃から収穫したお米をいただきました。

今年は代掻き、田植えから、稲刈り、脱穀まですべて地元の農業法人さんに丸投げしたため「手塩にかけて育てた米」というわけではないけれど、品種はコシヒカリ、しかも新米。これで不味いわけがない!最近日本でも食の安全について消費者の意識が高まりつつあるようですが、農薬はほとんど使われていないことは一応生産者として分かっているのでその点も安心していただけます。

自分で食べるものを自分で作る・育てる・穫る-生きていく上で最も基本であるべき事が、お金を払えば何だって手に入ってしまう現代社会に生きる私達多くの人間にとってはかなり縁遠い世界となってしまってます。(言い換えれば、大多数の人にとって食の生産は全てアウトソース化しまっていて、これはある意味非常に不安定でしかもリスクが高い。尤も、国全体で見れば日本の食糧自給率は40%と他の先進国と比較してもかなり低く、国を挙げて自給率を高める努力が必要なわけで-とまあ、私がいまさら言うまでもない話ですが。新政権になって少しは変化の兆しが見えてくるのかどうか。)

これまで何気なく口にしていた米。太陽、水、その他自然の恵みをたっぷり受けて育った銀シャリを、この日だけは一口一口感謝しながら美味しくいただきました。

ごちそうさまでした。合掌。

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